アドバイザー:ちょっと判りにくい話ですよね。不動産投資をしてローンを組んだ後に、万一の際の対策です。あまり考えたくはないですが、不慮の事故で亡くなった場合など、残された家族にローンの支払い義務が生じたら大変ですよね。なので、ローンを組む際は団体信用保険に加入することが義務付けられているのです。これにより死亡や重度障害でローンの支払いが困難になった場合は、保険から残金が銀行に支払われて、家族には支払い義務の無い完済済みの物件を残せるという仕組みです。
Aさん:…ということは、家族は直に物件から入る家賃を全額受け取れるってことですか?
アドバイザー:そうです。厳密には管理を管理会社に任せている場合は管理料、そして固定資産税、修繕積立金等を差引きますが、ローン自体は完済しているので、経費を差引いた利益が丸々入る訳です。
Aさん:それならば、万一の際も安心ですね。それを生命保険機能って言うわけですね。
アドバイザー:そういうことです。さらに団体信用保険は一般の生命保険に比べて保険料が割安なので、ローンで物件を購入後、生命保険の掛け金を減額したり、死亡や重度障害の保険額を減らして、疾病保険に重点を置くなどして保険料を見直すことが出来ます。