Aさん:不動産投資の概要は判ってきましたが、一番の問題は資金調達ですね。銀行借入で返済との事ですが銀行は簡単にお金を貸してくれるのでしょうか?
アドバイザー:さすがに簡単には貸してくれないでしょうね。(笑) しかし、投資物件のローンは居住用と違って融資の判断基準は少し違います。
Aさん:どのように違うのでしょう?
アドバイザー:住宅ローンの場合は購入物件を担保に設定しますが、万一 支払い不能になった際に直に担保物権として売却することは難しいので、借入の際に個人の信用を重視します。具体的には年収・勤続年数等が重視されます。一方、投資用物件は担保物件の収益力・立地条件が重視され、万一の際に売却した場合に売却価値があるかどうかが重視されます。従って物件の選び方が大きなポイントになります。
Aさん:つまり収益力のある物件で立地条件が良ければ、ローン支払い不能の事態にもならないということですね。
アドバイザー:そうですね。それと収益性・立地条件によって融資の率も変わってきます。良い物件ですと稀ですが満額融資という場合もあります。
Aさん:融資はどこの銀行でも貸出し条件は同じなのですか?
アドバイザー:どの銀行でも投資物件ローンやアパート購入ローンはありますが、銀行によって審査の基準や貸出し金利、融資の率も変わってきますので、複数の銀行を当たってみることをお勧めします。もっとも実際には不動産会社がローンの手続きを代行するのが一般的です。
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